仕事で輝く自分になる!社会で踏ん張る現代女性へ向けた、応援歌。
百貨店のふとん売り場で働く絹恵が突然移動を命じられた先は、百貨店の花形部署・婦人服売り場。外見を着飾ることに関心がなかった絹恵だが、婦人服部門の統括部長である神保美姫と出会い、自分とは全く違う価値観に驚く。オシャレをする女性を内心見下していた絹恵が、神保に「外見が輝いていない人間はダメだ」と断言され…。
なんとなく生きてきたヒロインがやがて気づく、仕事のやりがい。決してキャリアウーマン体質でなかった絹恵が純粋に仕事への情熱を燃やし、輝き始める。その強さは漫画でありながら眩しすぎるくらいだ。槙村さとるの真骨頂。
これが理想の社内恋愛…オフィスラブの決定版!
初恋の彼が忘れられない平凡な制服OLの沙耶が同じ会社のイケメンエリートの柘植さんに迫られて…。 沙耶は柘植さんと、無事にゴール(結婚)できるのか?
エリートは清純派に弱い?社内恋愛ならではのときめき、楽しさ、そして悩みやトラブルが全てつまったオフィスラブの代表的作品です。同期の友人達の泥沼恋愛模様も社会人ならでは。
連載開始時からだいぶ社会も変わったけど、この漫画のドリーム度は変わらない。こんな愛され社会人ライフ、送ってみたくてたまらない。
孤独なおひとりさまの女性たち。彼女たちの小さな幸せとは
社会で奮闘する孤独な女性たち、通称おひとりさま。
誰かに寄りかかりたい夜もある。でも自分で選んだ道だから。自分が自分らしくあるために…それがおひとり様の誇り。たまには自分をほめてあげて。そんな作者・谷川史子のエールが聞こえてくるかのよう。
いろいろなタイプのおひとり様の女性が登場する、オムニバス形式の作品となっています。
キュンときて笑えて泣ける、癒されたい方におすすめの名作ラブストーリー
東大出身・新聞記者でバリバリのキャリアウーマンのすみれ。自分だけの力でキャリアを積み上げてきた自分の人生、でもデキすぎる女性に周りの目は冷ややかだ。
すみれはある日マンションの前でダンボールに入っていた年下の美少年・合田武を拾い、モモと名付けてペットとして飼うことに。
恋人じゃなくてもいい、家族じゃなくてもいい。誰かに必要とされ誰かにそばにいてもらう、恋愛要素を排除してペットと飼い主という名目で実現されたプラトニックな2人の同居生活は、あまりに理想的な桃源郷。
素直になれる場所が欲しい。肩ひじ張って社会で生きている女性にとって、極上の癒し漫画です。
働く全ての女性たちに…暖かさに満ちた癒しの処方箋漫画
芸能雑誌『ピカピカ』の編集部で働く鈴木綺麗。独身・30歳。彼女を中心に、働く女性たちのエピソードを等身大に素直に描いています。連載していた10年前と比べて、働く女性の立場はだいぶ様変わりしました。それはきっと昔に綺麗のような女性たちががんばってきたから。
仕事・結婚・出産…ありがちだけど誰もが悩む人生の通過点。それは時代が変化しても変わらない。そんな女性達の気持ちを優しくほのぼのとした視線で描いています。
日本中に潜伏している干物女に向けた、ハッピーストーリー
会社ではばっちりメイク&スタイルで仕事をこなすヒロイン雨宮蛍27歳。けれどプライベートでは、恋愛すらめんどくさい、家に引きこもってごろごろしてはビールを飲むのが大好きな干物女だった。そんなダメ人間の蛍が、突然年下デザイナーのマコトと恋の予感!?さらに愛しの自宅に同じ会社の高野部長が引っ越してきて…恋愛を忘れた干物女は、はたしてまともに恋ができるのか?
昔は適齢期と言われた27歳。蛍のぐうたらぶりや恋愛に臆病気味な姿勢は、同世代の女性たちの大きな共感を得ました。恋のトキメキもいいけど自然体でいられる自分も捨てられない、現代女子は欲張りなんです。綾瀬はるか主演でドラマ化もされた大ヒット作。
現代女性のキャリアと恋愛を描いた、悩める20代の等身大ストーリー
広告代理店のCM制作部門…その華やかなイメージとは正反対の徹夜や残業休日出勤、無茶なスケジュールが当たり前。そんな過酷な職場で働くヒロイン藤井ミナミが、恋に仕事に翻弄される様を描く。こちらもドラマ化された人気作品です。
作者が元大手代理店で勤めていただけあって、仕事の描写は非常に見ごたえあり。純粋に目の前を仕事をこなし続ける真面目なミナミだが、激務のなかで働きつつも女であることは捨てられない。忙しすぎてめまぐるしく過ぎ去る時間に引っ張られるかのように自分の感情までもが流されてしまうヒロインの葛藤がリアル。
仕事も恋もどっちもがんばる!全力投球な彼女の明日は?
「ラブホリック」等華やかなオフィスラブに定評がある宮川匡代の代表作。
ブライダル会社の企画課で紅一点として働く渡辺歩。男友達も多く見た目も悪くないのに、実は処女なのがコンプレックス。学生時代は人気のチアリーダーだったのにもかかわらず、男子30人とザコ寝したのに手を出されなかったという伝説を持つ。そんな彼女にもついに同期の大西との恋の予感が…。
恋愛のエネルギーを仕事への活力にして成長していく、一見理想的なカップルに見える2人だが、男女の機微はそんなに甘くはなく…。恋も仕事も全力投球なヒロインに比べ、どこか一歩引いた状態の大西。そんな男女の温度差を感じられます。
作者の実体験に基づいた、ブラック企業に働く若きデザイナー女子のリアルを描く
デザインの専門学校を卒業後、パチンコ専門のデザイン事務所に務めるももこ。午前3時でも会社は絶賛稼働中。寝袋を相棒にがんばるももこ、仕事に忙殺される日々の中で同じビルで働いている加賀谷と出会って。
まさに新人のデザイナー志望がハマるリアルな現実に衝撃を受けます。どんなにフル稼働しても終わらない仕事、何度も校正しても減らないミス、女を捨てなければいけない瞬間。制作系の現場で働いたことのある女子は共感度が高いのではないでしょうか。自分はいったいなんなのか?それすら考えなられなくる徹夜連泊の毎日。唯一うらやましいのは、人間関係が楽しそうな職場ということくらいか…これで殺伐としていたらもっと地獄だろう…。
ストーリーはナマナマしいけど、絵柄は今ドキでかわいく読みやすい。恋愛描写もドキドキさせられます。
洋菓子店で働く音女のワーキングラブストーリー
小さい頃からお菓子作りが大好きな音女(おとめ)初恋の人で元家庭教師だった土屋と偶然出会い、ひょんなことから土屋の務める洋菓子店で働くことに。口の悪い店長・大門にとまどいをみせるも、優しい土屋と一緒に働けて幸せいっぱいの音女だが。
音女が素晴らしいお菓子を生み出して大出世するわけでもない。ドロドロな男女ドラマでもない。甘くてゆるい、砂糖菓子のような雰囲気の中で、ヒロインのパティシエとしての成長や恋の行方を、まったりと味わえます。
徹底した取材による傑作エッセイ風漫画
「ごくせん」「デカワンコ」が人気の森本梢子、初期の代表作であり彼女の名前を大きく世に示したのがこの「研修医奈々子」です。
女医なんてものは全く別世界の人間だと常日頃思っている人でも、この作品を読むと「あれ、もしかして自分でもいけるかも?」なんて勘違いしちゃいそうな、身近な庶民感。とにかく出てくる人物全員、ユニークで面白い。けど、どこかで会っていそうな親近感がある。
実際の現場は大変なんだろうけど、読者としてはせんべいでもかじりながらふふっと読めてしまうようなお手軽感覚が素晴らしい。
大正ロマンを生きたヒロインの明るさに学ぶ。職業婦人といえばこれ。
その昔、女とは内助の功として家を守り、生涯夫と家に仕えるものだった。しかし、文明開化の幕開けとともに、女性は外の世界を知る。それはどんなにか希望と驚きに満ちた世界だっただろう。
時は大正時代。袴姿がトレードマークの、じゃじゃ馬娘のヒロイン紅緒。紅緒は許嫁の伊集院少尉と強く愛し合うようになるものの、少尉は戦争へと向かいやがて戦死との報告が届く。彼女は嫁ぎ先の伊集院家を支える為自ら働くことに。少尉という愛を失いながらも、紅緒は袴すら脱ぎ捨て洋装に着替えて、強くたくましく道を開いていく。
運命に翻弄されながらも気丈に生きた紅緒の明るさに、励まされた人も多いのでは。